キャリアを見届ける気持ち

自分より年下のスポーツ選手には純粋な尊敬のまなざしを向けられず、心の底から応援できない。どうしても上から目線で「フフン、なかなかやるね。だけど○○のレベルにはまだまだ」と思ってしまうからだ。
だから自分のNBA観戦も、もうすぐ潮時と思っていた。
まぁ、NBA見始めの頃にルーキーだった選手たちの引退を見届けたらキリがいいだろう、という事で96年ドラフト入団のルーキー時代から見てきて、まだ現役の選手をまとめてみる。

96年
マーカス・キャンビー
レイ・アレン
エリック・ダンピアー
コービー・ブライアント
ぺジャ・ストヤコビッチ
スティーブ・ナッシュ
ジャーメイン・オニール
ジドルナル・イルガスカス
デレク・フィッシャー
ベン・ウォーレスドラフト外
ちなみにこの年のジャズは2巡目54位でシャンドン・アンダーソン

このリストにアイバーソンがいないのが本当に悔やまれる。
「俺も歳を取ったら晩年のジョー・デュマースをのようなプレイスタイルでやりたい」と発言していたのにね。
キャンビーとかミラクルニックスが絶頂期で怪我ですぐに引退するかと思ったのに、絶妙な役回りの良い選手になったもんだ、イルガスカスも当初よりも健康になって渋いとこついてくる子だよねぇ。
コービーとフィッシャーの2人とも超練習熱心で、いつも居残りシュート練習してたら仲良くなったエピソードとか懐かしい。ジャズとのプレイオフで、コービーは決勝シュートをエアボール、フィッシャーはストックトンにオフェンスファールとられまくって、チンチンにやられてた時代があったとは思えない。その後のコービーの成長っぷりは言うに及ばず、フィッシャーなんかジャズでプレイオフのヒーローになるなんて、とてもとても想像できぬかった。

娘さんの手術を見届けて欠場予定だったにもかかわらず、チームのピンチに試合途中に会場入り、延長戦勝利の立役者となるシーン。

96年組みだけに思い入れがあるかと思いきや、97年組みを見てみてもマクレディとかアンソニー・パーカーとかキャリアを語れる選手にはそれなりに思うところはあるし、98年も99年もそう。
結局のところアレか、尊敬はできなくなるけど代わりに親心的なものが芽生えてしまう分、NBA見るの辞めるタイミングってないんじゃないのか、コレ。

裏づけるように、あんだけ終わった終わった言ってたジャズも、最近のヘイワードみてると

もうちょっとだけ応援してみようかっつー気持ちが出てこないわけでもないしね