ナンバーワンポイントガード引退

震災後、Jリーグがすばやい日程の見直しやチャリティーゲームでイメージアップし、プロ野球が巨人のせいでイメージダウンしている中、JBLはひっそりとシーズン打ち切りを決めた。

恐らく開幕前からシーズン終了後の引退を決めていたのだろう、
佐古賢一
日本、いやアジアナンバーワンPGで、30歳以上のバスケットマンなら誰でも知っている名選手が引退した。

田臥も凄い、柏木も凄いが、この人は“ポイントガード”としての総合力、純度が違った。
ソニックスのキャンプに招待されたものの日本代表を優先していた頃の、折茂選手と共にアジアナンバーワンガードコンビを結成していた頃の、日本代表が懐かしい。この世代にリバウンドとディフェンスのできるビッグマンがいてくれたら(ガード陣とは逆にインサイドは今より弱い世代だったからなぁ)日本バスケの今は違っていた。
老害的な発言だが、ブルズ黄金期のNBAと、いすゞ自動車黄金期のJBLは面白かった。自分が選手よりも年上になってしまうと、純粋な尊敬のまなざしで応援できなくなるのもある。あるのだが、それを抜きにしてもあの頃は別格だった。ユタジャズが解体され佐古さんも引退。
年は取りたくないもんだ。

JBLの試合で佐古さんにもらったサイン

家宝。